半導体専門商社である株式会社マクニカは、VAIOとの協業により、IoT、ロボティクス分野での製品化をめざすメイカーズの新たなモノづくりをサポートする支援サービスを発表した。
マクニカは、メイカーズ向けに半導体デバイスをキッティングしたプロトタイピングキットを「Mpression for MAKERS」としてメイカーズに提供してきた。
また、マクニカは半導体デバイスや開発キットの販売や、回路図、サンプルソースコード等の技術情報の提供、技術サポートだけでなく、実際のモノづくりにおいては、量産向け設計品質、コスト、納期に関するサポートサービスを提供してきた。
今回は、VAIO株式会社と協業しこの「Mpression for MAKERS」を拡張し、様々な支援サービスのノウハウを集結することで、メイカーズ向けハードウェア量産化支援サービスの提供を開始するとういう。

一方、VAIOは、PCビジネスやロボット製造の経験を通したモノづくりに必要な一連の機能とノウハウを持ち、VAIOブランドで培ってきたコア技術としての「高密度実装技術」、「放熱設計技術」を極めてきた。
そして、VAIOはこれらを自社製品開発のためだけでなくスタートアップや製品領域を拡充したいパートナー企業に提供することで日本のモノづくり産業の更なる発展に貢献する方針を打ち出している。
マクニカはメイカーズ向けにアイディア創出支援と開発サポートプログラムを提供、VAIOは製品の量産化を指向するメイカーズに対してモノづくりに必要な一連の機能とノウハウを提供し、日本ブランドの品質、信頼性を確保した量産化のバックアップする。
この2社が目指すのは、日本の新たなモノづくりの更なる発展だ。
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1975年生まれ。株式会社アールジーン 取締役 / チーフコンサルタント。おサイフケータイの登場より数々のおサイフケータイのサービスの立ち上げに携わる。2005年に株式会社アールジーンを創業後は、AIを活用した医療関連サービス、BtoBtoC向け人工知能エンジン事業、事業会社のDXに関する事業立ち上げ支援やアドバイス、既存事業の業務プロセスを可視化、DXを支援するコンサルテーションを行っている。