東京都渋谷区の教育委員会は、2017年9月から渋谷ICT教育システム「渋谷区モデル」を推進しており、渋谷区立小・中学校の生徒約8,500人(2019年5月1日現在)に、1人1台セルラータブレットを配布するなど、積極的に教育の情報化に取り組んできた。
また、株式会社サイバーエージェント、株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)、GMOインターネット株式会社、株式会社ミクシィの4社もそれぞれ、子会社を通じたプログラミング教育事業の運営、プログラミング教育向けの専用アプリの開発から講師派遣や授業提供、プログラミング教育メディアの運営、ITデジタル分野への興味喚起を目的とした中高生向け企業訪問プログラムの運営など、プログラミング教育に積極的に取り組んでいる。
今回、東京急行電鉄株式会社(以下、東急電鉄)、サイバーエージェント、DeNA、GMOインターネット、ミクシィ、渋谷区教育委員会の6者は、渋谷区立小・中学校でのプログラミング教育の充実を図り、次世代に必要な資質・能力を持った人材を渋谷から輩出する土台作りを進めるため、「プログラミング教育事業に関する協定」を締結し、「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」を推進すると発表した。
同プロジェクトでは、6者が連携し、小学生から中学生向けのプログラミング教育カリキュラムの開発、および教育現場支援、また企業訪問などによるIT人材育成に向けたキャリア教育支援を行う。
2020年度の小学校における新学習指導要領の全面実施に伴う、プログラミング教育の必修化を見据えて、2019年度には、夏休み期間中にプログラミングワークショップを開催し、渋谷区立小・中学校におけるプログラミング教育カリキュラムの開発支援や、所属する教師に対するプログラミング教育の研修を行う。
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