機械学習自動化の米DataRobot, Inc.が第2段階となるシリーズBラウンド投資で3300万ドルを調達し、投資総額は5700万ドルを超えたと発表した。このラウンドはNew Enterprise Associates(NEA)がリードし、Accomplice、インテル キャピタル、インテル キャピタル、(株)リクルートストラテジックパートナーズ、New York Lifeなどが参加した。
既に欧州、アジア太平洋地区、米国にオフィスを設立しているDataRobotは、今回の出資により世界規模の販売、マーケティング、事業開発、エンジニアリング、R&D、各地戦略機能を積極的に拡張していく。
最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるジェレミー・アシン氏は「初期の投資はマーケティングやPRではなく、強固なプラットフォームの構築に費やした。業界一ユーザビリティーの高い機械学習プラットフォームを開発するために、世界トップレベルのデータサイエンティストとソフトウエアエンジニアを採用してきた。その次にフォーカスしたのは初期顧客がDataRobotを使って成功することだ。今回の追加的投資によって、世界中の多くの顧客に私達のソリューションを届け、あらゆる業界でデータサイエンスをより一層民主化することができる。」と述べた。
深刻な機械学習スキル不足のために多くの企業で手付かずだったデータサイエンスプロジェクトにDataRobotが活用できる。同社はデータサイエンティストの知識、経験、成功事例を、実践的なトレーニングとソフトウエアによる自動化を通じて、あらゆるスキルレベルのユーザーの元に届ける事ができる。
DataRobotはデータサイエンティスト、統計学者、ビジネスアナリストそしてソフトウエア開発者がオープンソースと独自の機械学習アルゴリズムを操ることで金融サービス、ヘルスケア、生命科学、マーケティングサービスなど、あらゆる業界において予測アプリケーションを構築し運用できるようしていく方針だ。
【関連リンク】
・DataRobot
無料メルマガ会員に登録しませんか?
1975年生まれ。株式会社アールジーン 取締役 / チーフコンサルタント。おサイフケータイの登場より数々のおサイフケータイのサービスの立ち上げに携わる。2005年に株式会社アールジーンを創業後は、AIを活用した医療関連サービス、BtoBtoC向け人工知能エンジン事業、事業会社のDXに関する事業立ち上げ支援やアドバイス、既存事業の業務プロセスを可視化、DXを支援するコンサルテーションを行っている。