近年、ビジネスの成長を加速させるため、企業の社内外に分散するデータを繋げて、さまざまな視点で分析して、データを活用するニーズが高まっている。一方で、分散するデータを利用可能な状態で統合し、活用するには、データ分析や、クラウド、AIに関する技術が必要だが、多くの企業ではこれらの技術を持つ人材を十分に確保できていない。
日商エレクトロニクス株式会社(以下、日商エレ)は、企業内のデータやSaaSサービスのデータをMicrosoft Azure(以下、Azure)に統合し、データ分析・可視化を支援する「データ活用支援サービス」の提供を開始した。
同サービスでは、これまで企業のデータ活用を支援してきた日商エレのデータサイエンティスト、AzureのクラウドやAIのエンジニアが、企業のデータ活用を支援する。社内外に分散するデータを収集しクラウドに蓄積する段階から、データサイエンティストによる分析・可視化する段階まで、企業の状況に合わせて3種類のサービスを提供する。
データ取り込みサービス(取得、蓄積)
オンプレミス環境やSaaSアプリケーションなどに分散する構造・非構造データを、バックアップ・保護し、必要に応じて自動拡張できるよう設計されている。「Azure Data Lake」にデータを統合・蓄積する。
また、より複雑な環境にも対応できるように、日商エレ取り扱いのコネクターで「Azure Data Factory」を補完し、250種以上のデータ接続に対応することができる。データエンジニアは、BIツールや、AIを使用できる。同サービスの初期構築費用は1,100,000円(税込)~、月額保守費用は220,000円(税込)~である。
データ活用基盤構築サービス(取得、蓄積、加工、可視化)
データの取得・蓄積に加え、蓄積したデータの結合や、異常値・空白などノイズデータの処理をすることで、データ分析の基盤を構築する。また、Microsoft Power BIを用いてあらかじめ定めた指標を可視化する。初期構築費用は3,300,000円(税込)~、月額保守費用は220,000円(税込)~である。
データ分析サービス(取得、蓄積、加工、分析、可視化)
Azureへのデータ取得・蓄積・加工から、データサイエンティストによるデータ分析・可視化まで、すべてのプロセスで支援する。不正検知のルール設定、売上につながるマーケティング施策の分析など、データサイエンティストが要件に合わせて分析する。初期構築費用は3,300,000円(税込)~、月額保守費用は220,000円(税込)~である。なお、データサイエンティスト費用は別途見積となる。
同サービスを利用することにより、データにもとづいて状態を把握し判断することができるという。
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