IDC Japan株式会社は、国内の従来型携帯電話およびスマートフォン端末の2021年第2四半期(4~6月)の出荷台数を発表した。
2021年第2四半期における国内市場の、従来型携帯電話およびスマートフォン端末の合計出荷台数は、前年同期比17.9%増の906.4万台となった。
前年同期から増加した主な要因には、iOSとAndroid系共に5G端末が多く出荷されたことが挙げられている。
iOSは、2020年第4四半期(10~12月)に発売された5Gモデルの出荷が堅調であるほか、中高価格帯の4Gモデルの出荷も好調だ。
また、Android系では、特に中国ベンダーの5Gモデルの出荷が目立ち、OS別ではiOSが前年同期比26.6%増の389.6万台、Android系では前年同期比9.7%増の486.5万台となった。
当該四半期をベンダー別で見ると、1位アップル、2位シャープ、3位京セラ、4位富士通、5位サムスンとなっている。
IDC Japan PC, 携帯端末&クライアントソリューションのマーケットアナリストである井辺将史氏は、「2021年第2四半期は各社の5Gモデルの好調な出荷に牽引された結果となった。その中で、中国ベンダーの比較的低い価格帯の5Gモデルが国内市場で一定の成果を残した。そのため、今後開発が予定される各社の5Gモデルの価格に強い影響を与える可能性がある」と述べている。
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