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IDC、AIへの投資が続き2022年の国内AIシステム市場規模は前年比29.0%増と予測

企業:

IDC Japan株式会社は、国内AIシステム市場の予測を発表した。

2021年は、新型コロナウイルス感染症によって低調となったAIプロジェクトが再開し、国内AIシステム市場規模(エンドユーザー支出額ベース)は2,771億9,000万円と、前年比成長率は26.3%となった。

また、AIを活用した多様な実験型プロジェクトの実施や、DX活動を通じた実証実験の評価によって、AIシステムが本番運用を開始するケースも増加した。同時に多くの市場プレイヤーによる、AI関連製品やサービスの開発投資、企業買収が盛んに行われた。

こうした背景により、2021年のAIシステム市場は、同市場の54.0%を占めるソフトウェア市場が、前年比で28.5%増加したことが成長の要因となった。

加えて、AIシステム市場の29.3%を占めるサービス市場が、ビジネス変革支援、ITコンサルティング、アプリケーションの開発や運用支援といったニーズが高まり、同36.0%増と高い成長を示した。

ハードウェア市場は、2020年の急速な成長の反動減が、2021年に生じて成長率は落ち込んだものの、同7.1%増と緩やかな成長を示す結果となった。

そうした中IDCは、AIによる従業員の能力拡張や事業計画の予測と意思決定の強化を行う企業により、2022年の国内AIシステム市場における市場規模(エンドユーザー支出額ベース)は、前年比29.0%増の3,576億3,400万円と予測した。

また、AI活用してきた企業がより高度な目的のためにAIプラットフォームを活用するケースや、AIの導入スピードを優先する企業が、SaaS型のAIアプリケーションを採用するケースが今後も増加するとしている。

さらに、これらの企業へのソフトウェアやクラウドサービスの導入支援、企業のAI人材の内製化支援、上流の経営変革を目的としたコンサルティングサービスなどを中心に、積極的な投資が行われると予測している。

そして2023年のAIシステム市場も25.9%増と、引き続き成長傾向だとしている。

こうした予測をもとに、IDCは、2021年~2026年の年間平均成長率は24.0%で推移し、2026年には8,120億9,900万円になると予測している。

IDC Japan株式会社 ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャーの飯坂暢子氏は、「成長期にある市場において、企業のAI技術の採用が急速に進み、データやシステムの最適な在り方が問われている。

ITユーザおよびITサプライヤーは、技術トレンドを注視し、複数のシナリオを用意して自社の戦略の定期的な点検を怠ることなく、市場機会の獲得能力を高めるべきである」と述べている。

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