株式会社DATAFLUCTは、カーボンニュートラルに向けた取り組みに参加するためのプラットフォームとして「becoz」事業を展開している。
2022年6月には、「becoz」の個人向けサービス第一弾として、生活に関するアンケートをもとに、個人のCO2排出量を可視化しカーボンオフセットできる「becoz wallet」の提供を開始した。
また、同日、株式会社クレディセゾンと気候変動対策コンセプトクレジットカード「SAISON CARD Digital for becoz」(以下「becoz card」)を提携発行している。
そうした中、株式会社DATAFLUCTは、「becoz wallet」の新機能として、「becoz card」の決済データをもとに、個人のCO2排出量を可視化する機能および排出量を前月と比較できる機能を、8月18日より提供する。
この機能は、DoconomyのÅland Indexをもとに、日本の生活様式に合わせたカテゴリー分けをDATAFLUCTが独自に行い、CO2排出量を算出して「becoz wallet」上で表示している。
今後は、「becoz card」のデータ連携を皮切りに、クレジットカードの利用明細以外にも、CO2排出の多くを占める住宅データや移動データなどを保有する企業と協力し、生活者のCO2排出量の全容を可視化することを目指すとしている。

また、それらのデータを活用し、CO2排出削減だけでなく、リサイクル促進などの行動変容サービスを提供していく予定だ。
「becoz wallet」アップデート内容
決済データからCO2排出量を可視化
「becoz card」で決済される個々の利用明細に対して、CO2の排出量を確認できる機能を公開する。また、「becoz card」の決済データをもとに可視化されるCO2排出量については、以下のような付属機能も使うことができる。
- 「日用品・生活サービス」や「ファッション」などのカテゴリーごとに、前月からの増減の比較ができる
- 各利用明細について、オフセットの対象となるCO2排出量の集計に含めるか含めないかの設定を選べる
- カレンダー上に発生日を一覧で表示できる

直感的に把握できるデザイン
トップ画面は、オフセット量を数字表記した簡素な旧デザインから、排出量とオフセット量の差分および、1.5℃目標の排出上限がわかりやすい新デザインとなった。CO2排出量のカテゴリーごとの平均との差や、先月との増減についてもよりわかりやすいデザインとなり、ユーザアイコンの設定や、日本・世界・「becoz wallet」ユーザそれぞれの平均CO2排出量と比較できるグラフなども表示されている。

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