日産自動車株式会社(以下、日産)と株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)はこれまで、それぞれが提供するカーシェアリングサービスの「NISSAN e-シェアモビ」と「dカーシェア(※1)」の提携や、ドコモの車内用Wi-Fiサービス「docomo in Car Connect」の日産車への採用、また、自動運転車両を用いたオンデマンド配車サービスの実証実験など、さまざまな連携を行ってきた。
このほど両社は、日産が提供するコネクテッドカーサービス「NissanConnect」から、ドコモの駐車場予約サービス「Smart Parking Peasy」(以下、Peasy)の駐車場オンライン予約や決済などが利用できるサービスを開始した。
NissanConnectは、車両が通信端末などと繋がることで、専用スマートフォンアプリから車両状況の確認や、乗車前に車内温度を快適に設定する「乗る前エアコン」が利用できるほか、車載ナビゲーションにて自動地図更新や、オペレーターによるルート探索および目的地設定なども可能だ。
またPeasyは、スマートフォンで目的地付近の空き駐車場を探し予約することができるアプリで、現在、東京と大阪を中心にサービスを提供している。
今回、NissanConnectとPeasyの両サービスのデータをリアルタイムに連携させることにより、NissanConnectのドアtoドアナビ(※2)機能から、リアルタイムでの駐車場空き状況検索や30分前からの駐車場事前予約、さらには、駐車料金のキャッシュレス決済といったPeasyのサービス内容が利用可能となった。NissanConnectのスマートフォンアプリから予約・設定した駐車場情報は、車載ナビゲーションへ転送することができる。
※1 dカーシェア:さまざまなカーシェア・レンタカーと連携し、一つのアプリで予約・利用が可能なサービス。
※2 ドアtoドアナビ:スマートフォンで設定したルートを車載ナビゲーションと連動させて表示し、降車後はスマートフォンで目的地まで誘導するサービス。
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