ピラティス・ヨガは、背骨周りとコアの微細なインナーマッスルを使うことが重要で、特にピラティスは反復の回数ではなく、動きの質・正確性を重要視するエクササイズのため、正しく効率よく動くことがその効果に結びつくとされている。
そこで株式会社エクサウィザーズは、AIによる動画解析技術を活用したピラティス・ヨガレッスンサポートシステム「背骨ムーブメント解析」を、ピラティス・ヨガの専門スタジオを運営する株式会社ZEN PLACEと共同開発し、全国100店舗以上のピラティス・ヨガ専門スタジオに導入を開始した。
「背骨ムーブメント解析」では、エクサウィザーズのAIによる動画解析技術を活用し、ピラティスの基本動作のひとつである「ロールダウン」の動きを可視化。5つの要素別に点数を算出し、解析結果を提供する。

エクサウィザーズは、前屈動作の層別化、前屈時の背中の曲げ具合を取得処理し、ユーザの骨格情報を抽出するという独自技術を提供している。さらに、このレッスンサポートシステムのために、背骨の屈曲率を測るAPIを独自に開発した。
また、背骨の流動性を「骨格座標の位置関係」に落とし込んで評価するために、新たに開発したAI動作解析モデルを使用して、「お腹周り」の位置座標を取得の上、その位置情報を解析することで、「背骨の流動性」を評価・可視化する。
今回は、ロールダウンとロールアップに関する解析・評価するため、「首の角度」「背骨の屈曲率」各指標の評価値と実数値から、理想的なロールダウンの実数値を導き出す。
そして、「首の角度」と「背骨の屈曲率」の双方で、理想的な動画の数値を考慮して閾値を設定し、評価する。
AIによる動画解析は、「頸椎の屈曲率」「胸椎の屈曲率」「腰椎の屈曲率」「脚による背骨屈曲の代償」「動作速度のコントロール」の5つの項目に分け、項目ごとに採点する。
なお、「背骨ムーブメント解析」の第2弾は「ペルビック(骨盤)カール解析」で、2023年春に導入予定だ。
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