教育のデジタル化の推進が積極的に進められる中、書く機会の減少により「書く力、まとめる力の低下が懸念される」「思考が浅くなり、考える時間も短くなる可能性がある」など、デジタル学習だけでは子どもの成長において不十分という教育現場の声が出始めている。
コクヨ株式会社と株式会社新学社は、2022年よりIoT文具「しゅくだいやる気ペン」と家庭学習教材「小学ポピー」による効果検証を進めている。
小学ポピー会員向けの「しゅくだいやる気ペン」販売という形で、1年以上取組みを進めてきた結果、やる気ペンと小学ポピーを併用学習する会員の継続率が、従来会員の1.3倍に高まることが分かった。このほど、「家庭学習の習慣化」における良好な成果が得られたため、2024年度よりIoTデータ活用を含む本格的な協業を開始すると発表した。
しゅくだいやる気ペンは、スマートフォンのアプリと連動して子どもの日々の努力を見える化することで、学習への意欲を高めていくために開発されたIoT文具である。「かく⇔ほめる」の好循環を生み出すことで、親子のコミュニケーションを円滑にし、子どもが自発的に学習する習慣を促す。
一方の小学ポピーは、「自ら学ぶ力を育てる」を理念とした幼児・小学・中学生向け家庭学習教材「月刊ポピー」シリーズの中の小学生向け教材である。
2024年度の「新学期親子応援キャンペーン(小1ポピー×やる気ペン)」では、新小学1年生がしゅくだいやる気ペンと小学ポピーにより楽しく学習習慣を身に付けることで、一生モノの「学び続ける力」が育まれることを目指す。具体的には、やる気ペンアプリと小学ポピーアプリとの連携(アプリ間連携)可能となるほか、やる気ペンで子どもの行動データや親の関与データなどのIoTデータを両社間で共有する。キャンペーン期間は、令和5年9月~令和6年5月15日までを予定している。
なお、新学社による入会キャンペーンとして、2024年度「小学ポピー1年生(4月号)」契約者全員にしゅくだいやる気ペンがプレゼントされる。
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