IDC、2024年の国内ビッグデータ・アナリティクス市場を2兆749億円と予測

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IDC Japanは、2024年国内のビッグデータおよびアナリティクス市場における、「テクノロジー」「産業分野」「企業規模別」の予測を発表した。

この予測では、データ管理やデータ分析に関わる市場を、テクノロジー分野として「ハードウェア」「ソフトウェア」「サービス」に分け、26の産業分野と5の企業規模に対して分析し、その結果を「IDC Worldwide Big Data and Analytics Spending Guide」で提供している。

2024年3月に発行されたこのガイドでは、ビッグデータおよびアナリティクス市場のグローバル市場支出額は、2024年に前年比16.2%増の3,378億米ドル、2022年~2027年の年間平均成長率は15.8%で成長し、2027年に5,278億ドルに達すると予測している。

また、日本市場の支出額は、2024年には前年比14.8%増の2兆749億円になるとされている。

なお、2023年の国内ビッグデータおよびアナリティクス市場は、ビジネスインテリジェンス(BI)市場の拡大に加え、データ活用環境整備やAI利用のためのプラットフォーム市場が成長した。

2024年以降は、AI利用の拡大に伴うデータ需要の増加を予測し、AIソフトウェアプラットフォーム市場や、予測されるコンテンツ分析市場、検索システム市場などで高い成長が見込まれている。加えて、AI学習データのためのデータストアも高い成長を予測している。

IDCでは、国内ビッグデータおよびアナリティクス市場支出額は2022年~2027年の年間平均成長率が14.3%で成長し、2027年に3兆541億円に達すると予測している。

IDC JapanのSoftware/Service Solutionsグループディレクターである眞鍋敬氏は「データ分析がデジタルビジネスを拡大するために必須であり、特に生成AIおよび予測型AIの活用を期待する企業はデータ量とデータバラエティの集積が必要だ。しかし、データ収集を目的とするのではなく、ビジネスアクションに繋げるためのデータ整備を目的とすることが重要だ」と述べている。

なお、今回の発表の詳細は「IDC Worldwide Big Data and Analytics Spending Guide」にて報告されている。

このガイドは、日本を含むグローバルな9つの地域におけるビッグデータおよびアナリティクス市場の「テクノロジー分野」「産業分野」「従業員規模セグメント別」の、2022年~2027年の支出額実績および予測を提供している。

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