この記事はマイクロソフトのブログ記事で発表された内容である。
日本マイクロソフトは「Mixed Realityパートナープログラム」の本格展開に先立ち、同プログラムにパイロット参画した株式会社博報堂、株式会社wise、株式会社ネクストスケープの3社を「Microsoft Mixed Realityパートナー」として発表した。
マイクロソフトは、本年7月にマイクロソフトのパートナー企業向け年次総会「Microsoft Inspire」で発表した「Mixed Reality パートナープログラム」を、国内のパートナー企業を対象に本年10月より開始する。
現在、「Mixed Reality(複合現実)」を使ったデジタルトランスフォーメーションは注目を集めており、実証実験や導入検討が進められている。マイクロソフトは、Mixed Realityソリューションを実現するにはこれまでの法人向けのアプリケーションやインフラストラクチャを開発するスキルに加えて、これまで以上に創造性に富んだMixed Realityソリューションの設計や開発のスキルが必要になるとして、「Mixed Realityパートナープログラム」を始動する。
「Mixed Reality パートナープログラム」では、多くのパートナー企業が確かな開発スキルや知識に基づいて法人顧客にHoloLensやWindows Mixed Reality対応デバイスを用いたソリューションを提供できるよう、日本マイクロソフトおよびマイクロソフトコーポレーションがパートナー企業に対してトレーニングや技術情報を提供し、実際に法人顧客との実証実験を通してスキルを高めてもらうというものだ。
博報堂とwiseは、京都の建仁寺と共同で文化財の新たな鑑賞の在り方や文化教育、観光の新モデルの樹立を目指す「京都Mixed Realityプロジェクト」に取り組んでおり、建仁寺の国宝「風神雷神図屛風」に対して、HoloLensで新たな鑑賞体験を提供するソリューションを開発した(詳細はこちら)。
ネクストスケープは、野村不動産と共同でHoloLensを使った新築マンション販売向けビューアー「ホログラフィック・マンションビューアー」を開発した。これは、マンション建設予定地において建築後のマンションのイメージを実際に確認できるソリューションとなっている(詳細はこちら)。
【関連リンク】
・マイクロソフト(Microsoft)
・博報堂(Hakuhodo)
・wise
・ネクストスケープ(NEXTSCAPE)
・野村不動産(Nomura Real Estate Development)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。