チェーンストアでの本部から店舗への日々の業務指示は、多種多様なツールを活用し行われているが、個々のシステムが孤立(「サイロ化」)しているケースも少なくない。
これにより、店舗では本部からの指示を複数のシステムで受けなければならず、店舗業務の煩雑さから、店舗側への業務指示の確実な伝達や、実行が行われないなどの課題がある。
株式会社サイバーリンクスと、株式会社リンコムは、サイバーリンクスが提供する棚割クラウドサービス「店POWER(みせぱわー)」及び「POWER SCREEN(ぱわーすくりーん)」と、リンコムが提供する多店舗運営ソリューション「店番長」をシステム連携する仕組みを開発し、2022年12月よりサービス提供を開始する。
サイバーリンクスの「店POWER」は、チェーンストア本部が棚割計画を立てるツール、「POWER SCREEN」は店舗に対して棚割指示を連絡するツールだ。一方、リンコムの「店番長」は、チェーンストア本部からの様々な業務指示を、まとめて店舗に発信するツールで、店舗作業の進捗管理なども行うことができる。
これらのシステムを連携し、棚割等の業務指示を「店番長」へ集約し、指示経路を一本化することで、店舗への情報伝達と、店舗オペレーションの効率化と実行力向上を実現する。
「店POWER」と「店番長」の連携により実現する機能
- 本部が「店POWER」で作成した棚割指示書を、「店番長」の作業指示として各店舗へ自動配信
- 各店舗は店舗別の作業指示書を「店番長」からシームレスに参照
- 各店舗が「店番長」で行った完了報告を「POWER SCREEN」に自動でフィードバックし、本部は「店番長」「POWER SCREEN」で実行状況を確認
「店番長」は、標準的なAPIに接続できるアプリケーションであれば連携できる。
同社は今回の連携により、棚割戦略の店舗実行率を高め、チェーンストアの販売力向上と、店舗オペレーションの効率化、省力化を目指す。
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