Tangerine株式会社は、IoTセンシング技術を活用し、店舗でのスタッフの接客を把握する「Staff Beacon」の提供をスタートした。
「Staff Beacon」は、これまで来店スタンプやプッシュ通知など、主にマーケティング用途で活用されていたBluetoothビーコン技術を、店舗での接客可視化に転用したサービスだ
具他的には、独自のBLEビーコン受信を活用し、スタッフが発信するビーコン電波を受信。接客イベントにかかる情報(顧客ID、スタッフID、店舗情報、接客開始及び終了時間、ショールーミング商品の有無など)をリアルタイムで判定する。
店舗スタッフは、「小型ペンダント型BLEビーコン端末(ソーラー発電)」または「ビーコン機能内蔵のStaff Beaconスマホアプリ」を持つことで、ビーコンを発信することができる。
また、接客を通してショールーミングが発生した場合、ショールーミング対象商品データに店舗及び接客したスタッフ情報をタグ付ける。これにより、たとえ店舗ではなくオンラインストアで購入されても、店舗と接客担当したスタッフの貢献をデータで可視化することが可能だ。
接客数や接客率、接客からショールーミングされた商品点数、スタッフ単位での接客分析などの接客イベントデータは、Store360の分析基盤であるStore360 Insightで分析、可視化する。
今後は、「スタッフ向け顧客情報通知・閲覧機能」「顧客アプリ向けスタッフ情報通知・閲覧機能」などの機能を追加予定だ。
なお、「Staff Beacon」は、店舗での顧客体験価値向上を支援するSaaSサービス「Store360 UX」の付加機能として提供される。
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