小売においては、販売データから需要を予測し、適切な価格や量を調達する必要がある。しかし、農産物は、天候などにより収穫量が大きく変化するため。需要に基づく計画的な生産が困難だ。
そこで、NTTビジネスソリューションズ株式会社と株式会社MongTengは、青果小売事業のDXを実現するソリューションの実証を、愛知県津島市内の商業施設「ヨシヅヤ津島本店」内に開店するMongTengの青果店「Una casita ヨシヅヤ津島店」実店舗にて、2023年3月17日より開始する。
今回の実証では、各店舗にネットワーク端末を導入し、販売データをリアルタイムにクラウドに取得・蓄積する。また、収集したデータを分析・可視化し、売価設定・発注・人員配置などを最適化する店舗運営DX機能(トップ画①~④)と、本部拠点からクラウドシステムを通じたDX機能を活用し、店舗運営のリモートマネジメントを行うクラウド型店舗マネジメント機能を導入する。
これにより、MongTengの青果小売店舗の実運用において、廃棄ロス削減、販売売上粗利拡大、店舗運営省力化の効果を定量的に検証するとともに、商用化に向けた機能改善を実施する。
今後、MongTeng「Una casita ヨシヅヤ津島店」での実証開始後、MongTeng既存15店舗、および、新規店舗への導入実証を進めていくとしている。
また、NTTビジネスソリューションズは、MongTengとの実証で得た知見を踏まえ、ソリューションの商用化を、2023年度下期に展開する予定だ。
さらに、ソリューションにおける小売側の需要情報と、生産側の供給情報とをクラウドを介して連携させたソリューションの検討を進めていくという。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。