多くの消費財メーカでは、マーケティング目的のために複数の小売業から購買データ(POSデータ)の提供を受けているが、購買データのフォーマットは小売業ごとに異なり、そのままの状態では分析できないため、データ整形(クレンジング)の作業が必要となる。
膨大なデータを自社でクレンジングすることは、専門知識が必要なうえ多くの手間がかかるため、消費財メーカにとって大きな負担になっていたのだという。
こうした中、株式会社True Dataと株式会社プラネットは共同で、消費財メーカを対象としたSaaS型サービス「POSデータクレンジングサービス」の提供を2023年9月より開始する。
「POSデータクレンジングサービス」は小売業ごとにバラバラな形態のPOSデータを統一のフォーマットに整え、必要な情報を付与することで、データを分析できる状態にする消費財メーカ向けの購買データクレンジング代行サービスだ。
汎用型のデータクレンジングサービスとは異なり、ドラッグストアや食品スーパーマーケットを中心とした小売業のPOSデータに特化している点が特徴だ。ユーザはデータをアップロードすることでデータクレンジングが完了させることができる。
「POSデータクレンジングサービス」では、POSデータに、メーカ独自の商品・店舗マスタや、様々な小売業の購買データを扱うTrue Dataの商品マスタ、プラネットの取引先データベースから必要な情報を付与するため、例えば、メーカが自社では把握できなかった様々な情報を含めて市場全体の動向を分析したり、納品データと購買データを紐づけて在庫の最適化を検討したりすることができる。
また、データクレンジングに加え、データ分析環境の構築や現場でのデータ活用支援についても、要望に合わせて提供されるとのことだ。
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