DNPとJR-Cross、アバター接客やデジタルスタンプラリーを導入した「&found」を大宮駅にオープン

株式会社JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー(以下、JR-Cross)と大日本印刷株式会社(以下、DNP)は共同で、エキナカ商業施設「エキュート大宮」内に、ショールーミング店舗「&found」を2024年3月1日から3月24日までの期間限定でオープンする。

ショールーミング店舗「&found」は、生活者が駅でのスキマ時間などに立ち寄り、商品やサービスを「見る・触れる・試す・持ち帰る」ことができる、DNPが提供する「ストアDX」の技術とノウハウを掛け合わせた店舗だ。

今回は実証実験の第3弾。第2弾までは、来店客が体験を通じて商品に興味を持つも、ECサイトでの購入にハードルがあったため、今回「&found」での販売も実施し、その効果を検証する。

また、スタッフの説明や試食・試飲等の体験、アンケートのスタンプラリーの実施などを通じて、商品への理解・共感が購買にどう影響するかといった検証や、より深い購買欲求(インサイト)の獲得、継続的な来店や購買の促進などにつなげていく。

具体的には、来店する生活者に許可を得た上で、接客スタッフとの会話をスタッフが付けたマイクを通して音声データとして取得し、AIを用いて即時にテキストデータ化する。そのデータを活用し、来店客のインサイトやコミュニケーション上の課題を可視化する。

他にも、店舗ディスプレイ上のアバターが接客を行うことで、来店客の興味を喚起するとともに、省人化の可能性を検証するほか、人と人との一定の距離を保ったコミュニケーションが、どのようなインサイトを引き出せるかという検証も行う。

DNPとJR-Cross、アバター接客やデジタルスタンプラリーを導入した「&found」を大宮駅にオープン
アバター接客のイメージ

検証方法は、「&found」内の各出店企業ブースでQRコードを用いたアンケートのスタンプラリーを実施。商品やサービスに興味を持った来店客の属性や商品の認知状況・使用経験等のアンケート結果を出店企業へフィードバックする。

主なターゲットは、大宮駅を最寄り駅として日常的に利用する生活者で、新しい製品・サービスの利用に積極的な層から保守的な層まで、より幅広い来店客の声を収集・分析する。

大宮駅の利用者は、10分程度の時間で、出店企業が提供する商品・サービスを体験できる。飲料・加工食品・調味料等を試食・試飲できるほか、一部の商品を購入可能。専門スタッフの説明を通じて、12ブランドの商品・サービスを体験することで、企業ブランドや商品・サービスに対する理解・共感を促す。

今後DNPとJR-Crossは、「&found」の実証実験の成果などを活かして、「エキナカショールーミング店舗」のビジネスモデルの検証を進め、事業化に取り組んでいくとしている。

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