シャープ株式会社と株式会社NTTデータは、キャッシュレス決済分野の協業を開始すると発表した。協業の第一弾は、CAFIS Arch対応の決済端末と遠隔管理システムの共同開発で、2024年秋以降に提供を開始する予定だ。
今回開発されるCAFIS Arch対応の決済端末は、端末を操作するスタッフ側と顧客側に分けたセパレートタイプだ。
スタッフ側端末には、コンパクトなボディに6インチの大型ディスプレイを搭載することで、限られたスペースにも設置できる仕様にするのだという。
シャープは、スマートフォン「AQUOS」開発での基板設計やアンテナ設計などの通信技術に加え、タッチ操作に連動して振動するHaptics技術やのぞき見を抑制するベールビュー技術などを応用する。
一方保守メンテナンス面では、シャープがEMM(Enterprise Mobility Management)開発で培った端末の遠隔管理技術を応用し、複数の決済端末の稼働状況を、クラウドを介して一元管理できるシステムを新たに開発する。
今後シャープとNTTデータは、決済端末の導入から保守メンテナンスまでをサポートし、決済業務の効率化と安全性を支援するとしている。
なお、同端末は、3月12日~15日に東京ビッグサイトで開催される流通情報システムの総合展「リテールテックJAPAN 2024」のシャープブースおよびNTTデータブースで参考出展される予定だ。
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