2023年に大阪府の訪問客の消費総額が過去最高を記録し、2025年の大阪・関西万博に向けて、インバウンド客1500万人達成を目指す計画が大阪・関西エリアで提示された。
しかし、地元の宿泊業界や飲食業界は深刻な人手不足に直面しており、インバウンドの経済効果を十分に吸収するための受け入れ態勢が整っているかどうかは懸念事項となっている。
こうした中、Cloudpick Japan株式会社(以下、Cloudpick)とインタセクト・コミュニケーションズ株式会社は共同で、ウォークスルー無⼈店舗技術を活⽤した24Hレジレスコンビニを、2024年3⽉7日から関⻄国際空港近くのホテルにオープンしたと発表した。
このレジレスコンビニは、Cloudpick独自のAI画像認識技術を活用し、店内の買い物行動を認識することで、ウォークスルー購買を可能とした無人店舗だ。
利用客は、専用アプリをダウンロードし、クレジットカード情報を登録した上でQRコードを店舗入口に設置されたフラッパーゲートの読み取り部にかざすことで、商品を取って退店すると自動的に決済が完了する。また、専用アプリは多言語対応で、外国人ホテル客も利用可能だ。
店舗の場所は「住一HOTEL関空店」1階に位置し、面積は45平方メートルで、食品・飲料を中心とした商品構成となる。温度帯は常温・冷蔵・冷凍が可能で、1日1回などの頻度で補充され、売上データを活用して人気商品を中心に品揃えを行うとしている。
今後Cloudpickは、今回の出店をモデルケースにホテルや小売店での出店を展開する計画だ。
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