楽天、楽天市場出店店舗向けにAIツール活用を推進する動画講座「楽天AI大学」を公開

楽天グループ株式会社(以下、楽天)が運営するインターネット・ショッピングモール「楽天市場」は、Eコマースのノウハウを提供する学習サービス「楽天大学」が運営するEラーニング型の動画講座「RUx(アールユーエックス)」において、AI技術の基礎知識やAIツールの活用法について学べる出店店舗向けの動画講座「楽天AI大学」を公開したと発表した。

「RMS AIアシスタント β版」は、Open AIが提供する「GPT-4」を活用し開発され、「楽天市場」出店店舗向けの店舗運営システム「RMS」(Rakuten Merchant Server)において、自店舗の売り上げ傾向などのデータ分析・解説、商品の説明文生成や商品画像の加工、ユーザへの問い合わせ対応用の文章生成、AIチャットボットによる出店店舗からの問い合わせ対応など、AIを活用した店舗運営支援ツールだ。

「楽天市場」では、AIを活用した店舗運営支援ツール「RMS AIアシスタント β版」を、出店店舗向けの店舗運営システム「RMS」(Rakuten Merchant Server)として、2024年3月に提供を開始している。

「RMS AIアシスタントβ版」は、6月頃に提供予定である商品の説明文生成や商品画像の加工機能や、ユーザへの問い合わせ対応用の文章生成、自店舗の売り上げ傾向などのデータ分析・解説、店舗運営に関する疑問を解消するためのAIチャットボットなどの機能を備えている。

加えて、今回提供が開始された「楽天AI大学」では、AI技術に関する理解促進と店舗運営におけるAIツールの活用推進を目的として、AIの基礎知識に加えて、「RMS AIアシスタント β版」で提供する各機能の利用方法や出店店舗の活用事例などを学ぶことができる。

将来的には、ビジネスパーソン向けの学びの場として開設したウェブメディア「楽天大学ラボ」においても、業界の有識者の知見を交えたAIに関する知識や教養を身に付けるための動画コンテンツを一般ユーザ向けに配信するなど、今後も順次コンテンツを拡充する計画だ。

また楽天は、「楽天市場」においても、AI技術活用によるユーザの買い物体験および利便性の向上や、出店店舗の店舗運営の効率化に取り組んでいくとしている。

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