TIS株式会社は、アパレルブランドなどを展開する展株式会社パルに、ファッション関連パーソナライズサービス「NIAiNO」の「AI骨格診断サービス」を、パルグループの雑貨・アパレル製品を購入できるECサイトに導入したと発表した。
この「AI骨格診断サービス」は、利用者の全身や手など体のパーツの画像を、株式会社アイシービーの二神弓子氏の骨格診断理論に基づいてAIが判定し、その人に最適なアパレル商品を提案するサービスだ。
パルは、「AI骨格診断サービス」の導入にあたり、骨格タイプ別にセレクトしたオススメ商品を表示し、ダイレクトに商品を購入できる導線をつくったほか、診断結果の画面には同じ骨格タイプを登録している店舗スタッフを一覧表示して、すぐにSNSへアクセスできるように改良した。
トライアル期間中に診断を利用したユーザ約2,500人のアンケートでは、「自分の骨格タイプがすぐに分かってよかった」という声も多く、購買に至ったコンバージョン率の数値が平均で約2割上昇したのだという。
パルのWEB事業推進室 SNSデータアナリストである渡辺早矢香氏は、「これまでの骨格診断は、専門家の対面診断や、チャート式のセルフ診断など手段が限られていた。客の手間を軽減できること、さらに精度の高さという点でAIは非常に有効であり、今後の新しいサービス開発を支える技術として挑戦したいと思っている。
ブランドやECサイトは多くの選択肢があり、その中からPAL CLOSETを選んでいただくには“自分のことを知ってくれている”という心地よい購買体験・接客体験の提供が何より大切だ。今後もTISと協力して、さまざまな接点で集めた顧客の特性に合わせて、きめ細かなおもてなしができる仕組みづくりにトライしたいと考えている」と述べている。
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