内田洋行ビジネスITフェア2024

TOPPANデジタル、複数店舗で一元管理可能な「スマートシェルフ管理システム」を開発

TOPPANデジタル株式会社は、流通・小売店舗向けに、ICタグを活用した「スマートシェルフ管理システム」を開発し、2025年4月より本格提供すると発表した。

スマートシェルフとは、消費者が棚からICタグ付き商品を手に取ると、棚上のアンテナにより商品が取られたことが認識され、商品の個別情報を自動認識できるシステムだ。

TOPPANは、2020年より流通・小売業界を中心とした商品の販促活動の一環として、スマートシェルフの販売・提供を開始している。しかし、現在販売・提供しているスマートシェルフの主流は、個々に配信データを登録管理する必要のあるスタンドアロン型であり、多店舗展開を行う流通・小売り店舗など、台数や導入店舗が増えるほど、運用更新の手間が増えていくのが課題であった。

そこで今回、スマートシェルフの商品ID・店頭機器・配信コンテンツを複数店舗で一元管理可能な「スマートシェルフ管理システム」を開発した形だ。複数店舗・複数セットでの本格導入にも対応可能で、複数拠点の商品ID管理や販促用配信コンテンツの切り替えなどが容易になる。

また、スマートシェルフのICタグからの情報に基づき、消費者が商品を手に取った回数や日時のデータを収集・可視化し、管理システムにて集約。商品毎のデータを管理画面からリアルタイムで確認が可能だ。

TOPPANデジタル、複数店舗で一元管理可能な「スマートシェルフ管理システム」を開発
「スマートシェルフ管理システム」のイメージ

なお、スマートシェルフで利用するICタグは、UHF及びNFCの周波数を問わず使用可能だ。そのため同システムの導入にあたり、国内外の各種リーダ機器(低出力、高出力)やアンテナ、各社機器との連携など、商品対象物にあわせたカスタマイズの検討が可能だ。

さらに、システムの導入に合わせて、スタッフによる関連機器のコンサルティングやサポートも可能とのことだ。

今後「スマートシェルフ管理システム」は、2024年9月11日から13日まで東京ビッグサイトで開催される「第26回 自動認識総合展」のTOPPANブースにて展示される予定だ。

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