PFN、AIやロボットなどを活用したチェーンストア向け業務改善ソリューション「MiseMise」を提供開始

株式会社Preferred Networks(以下、PFN)は、リテールソリューション事業を立ち上げ、その第一弾として、DX・AI・ロボット技術を組み合わせたチェーンストア向け業務改善ソリューション「MiseMise」の提供を開始した。

「MiseMise」は、AIや自立移動型ロボットなどを活用し、業務経験のないパート・アルバイトでも最小限の指示で業務を遂行できることを目的にしたソリューションだ。

具体的には、5つのソリューションを提供する。

一つ目は、「MiseMise 品出し」だ。店内のバックルームの在庫をデータ化し、欠品商品の値札をスキャンすることで在庫の場所を業務端末に表示する。

PFN、AIやロボットなどを活用したチェーンストア向け業務改善ソリューション「MiseMise」を提供開始
「MiseMise 品出し」のイメージ

二つ目が、「MiseMise AI値引き」だ。消費期限の短い生鮮食品や惣菜などを売り切り、食品ロスを削減するために最適な値引き額を提示する。

また、AIが天気等の外部情報や現在庫情報、他商品の在庫情報から需要の食い合いまでを予測し、値引き判断をサポートする。

三つ目が、「MiseMise 棚割(ベータ版)」だ。これは、商品部での棚割の作成、各店舗への配信や分析といった、棚割に関わる業務を組織横断で行うためのソリューションだ。

販売実績と棚割データを組み合わせた分析や、AIがバイヤーの方針も加味した棚割の提案を行う。

四つ目が、「MiseMise ロボット(ベータ版)」だ。自律移動ロボットが店内を自動撮影し、欠品や品薄を検知しながら棚割の実施状況を確認する。

PFN、AIやロボットなどを活用したチェーンストア向け業務改善ソリューション「MiseMise」を提供開始
「MiseMise ロボット (ベータ版) 」のイメージ

他ソリューションとの連携も可能で、値札の付け間違いのチェックや顧客への売場案内、万引きの抑止や商品プロモーションなどの使い方も可能だ。

5つ目が、「MiseMise 分析(ベータ版)」だ。上記ソリューションのデータを統括し、店舗DXに必要な情報を一元管理する。

作業が割り当て通りに実行できているか、各種店舗情報(滞留在庫量・品切頻度・品出し必要頻度)や、店舗間の作業効率などを分析する、AIダッシュボード機能を備えている。

PFN、AIやロボットなどを活用したチェーンストア向け業務改善ソリューション「MiseMise」を提供開始
「 MiseMise」の全体像

なお、導入事例として「MiseMise 品出し」を導入した株式会社ユニバースが挙げられており、品出しに関連する作業を1日平均5時間削減し、2カ月で最大50%の在庫削減につなげたのだという。


[「MiseMise」の導入事例動画]

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