株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、5G対応の遠隔操作可能な「殺菌灯搭載ロボット」と、自由視点映像ソリューション「SwipeVideo」を無償で貸し出す「5G対応ソリューションモニタープログラム」を実施することを発表した。期間は、2021年6月から2022年3月31日までで、殺菌灯搭載ロボットの貸し出しは最大3か月、SwipeVideoは最大1か月を予定している。
殺菌灯搭載ロボットは、無人で施設内の殺菌線(UV-C)照射作業を行うことができるソリューションで、医療現場での実績がある殺菌灯を10本搭載しており、ユーザーはスマートフォンやPCからロボットを遠隔操作して紫外線照射作業を行う。また、ユーザーの利用状況やロボットの稼働状況は、遠隔で把握できる。
殺菌灯搭載ロボット
同プログラムでは、医療機関や商業施設を対象に、殺菌灯搭載ロボット本体および操作用スマートフォン、操作コントローラーを貸し出す。発熱外来・コロナ病棟を持つ病院や多くの方が訪れる商業施設において、対象エリアに従業員が立ち入ることなく遠隔から殺菌線照射ができる。これにより、医療従事者や施設の従業員の肉体的・精神的な負担軽減につながるとしている。
一方のSwipeVideoは、複数台のカメラで撮影された映像をスワイプすることで、ユーザーは自由に視点をスイッチングしながら好きなアングルから映像を視聴することができるソリューションである。一人一人が見たい角度や速度で動画を視聴することが可能なので、教育や研修などに活用すると、効率的に実技を学ぶことができるという。
SwipeVideo
同プログラムでは、医療機関や部活動の強豪校、実技を伴う専門学校などの教育機関へSwipeVideo(配信ソフト)および専用PC、ルーター、スマートフォン、関連機材(三脚など)を貸し出す。SwipeVideoを使用すると、従来の映像教材では一方向からしか見られない講師や選手の動きをスマートフォンなどで自由に視点をスイッチングし、好きなアングルから映像を視聴できる。これにより効率的な指導が可能となり、学習の習熟度向上に寄与する。
例えば、熟練医による難度の高い手術の様子を撮影・配信し、医療教育に活用できるほか、高等学校・大学の部活動において、トッププレーヤーの全国大会のプレーを撮影・配信して部活動の指導に活用したり、専門学校において、講師の手元を多くの生徒向けに撮影・配信し、研修・指導に活用などの活用が想定される。
SwipeVideo 活用イメージ
なお、5G対応ソリューションを無償で貸し出すモニタープログラムは、2020年9月の遠隔医療支援のための高精細映像伝送システム「LiveU」の貸し出しに続き、2回目である。
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