森トラスト株式会社、ソフトバンクロボティクス株式会社、株式会社Octa Robotics、三菱HCキャピタル株式会社は、4社で実施する研究開発事業において、経済産業省による補助事業「令和3年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」 に採択されたことを発表した。
経済産業省の採択を受けて4社は、施設の屋内におけるサービスロボットのスムーズな運行を可能とする「ロボットフレンドリーな環境」の構築に向けた調査、および研究開発を開始する。
今回の研究開発では、森トラストが保有するオフィスおよびホテルにて、サービスロボットを走行させ、運用時の障害を洗い出すことで、サービスロボットを活用しやすい施設環境の調査を行う。
同時に、その環境で稼働するサービスロボットの性能や投資対効果などの検証を行う。そしてそれらの結果をふまえ、段差や床・壁の材質、通信環境などの観点から、サービスロボットが問題なく作動し、業務を遂行できる環境に関する要件の整理を行う。
将来的には、ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会と連携し、サービスロボット導入に関わるさまざまなパートナーと共有できるガイドラインとして提言するとしている。
今回の研究開発について
目的
- サービスロボット運用上の環境因子項目の実測に基づく洗い出し・分類
- ロボットフレンドリー環境下でのロボット側・環境側双方の要求仕様の整理
場所
- 城山トラストタワー(東京都港区虎ノ門4-3-1)
- 東京マリオットホテル(東京都品川区北品川4-7-36)
実施期間
2021年9月~2022年3月(予定)
各社の役割
森トラスト
- プロジェクト管理、成果の取りまとめ
- プロジェクト実施場所の提供
ソフトバンクロボティクス
- サービスロボットの実証実験・研究開発を用いたロボットフレンドリー環境の測定
Octa Robotics
- ロボットフレンドリー環境の標準フレームワーク案作成
- ロボットフレンドリー環境を前提とした移動型サービスロボット仕様の検討
三菱HCキャピタル
- 移動型サービスロボットプロトタイプの保有、および提供
- サービスロボット普及に向けた新たなサービス等の検討
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