キヤノン株式会社は、ネットワークカメラや産業用カメラなどのイメージング製品や、画像解析のソリューションである「Vision Edition」などを活用し、生産現場の自動化を支援している。
そして本日、キヤノンは、オムロン株式会社の協調ロボット「TMシリーズ」に対応した画像処理ソフトウェア「Vision Edition-T」を、2022年1月上旬に発売することを発表した。
「Vision Edition-T」は、オムロンの協調ロボット「TMシリーズ」用周辺機器群「Plug & Play」として認証を取得した画像処理ソフトウェアだ。
キヤノン製またはアクシス社製のネットワークカメラと組み合わせて「TMシリーズ」と連動することで、「Vision Edition-T」はロボットの「眼」の役割を担う。
例えば、マシンテンディングという、ロボットが行う加工機への部品供給から取り出しまでの一連の作業においては、ネットワークカメラのパン、チルト、ズームやオートフォーカス機能を用いて撮影した広範囲の映像情報を画像処理することで、状況に応じた指示をロボットに送ることができる。
加工機の状態を監視したり、部品の検査や残数の確認を行ったり、異常時には警告を行うなど、これまで人の目で確認し対応していた作業を自動化することが可能になる。
また、ロボットの手元を撮影する「TMシリーズ」標準搭載の内蔵型カメラと、広範囲に撮影したネットワークカメラの映像双方の視点を用途に応じて使い分けができるため、ロボットの作業に連動して画像処理を行うことができる。
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