株式会社VOLLMONTホールディングスは、同社の事業である「交通誘導警備」において、最新センサ技術と画像認識技術を用いて、車両の片側交互通行の誘導を自動化する、車両片側交互通行誘導ロボット「Comune+ model-S(コミューンプラス モデルエス)」(以下、「model-S」)を開発した。
「model-S」は、VOLLMONTの熟練誘導員の技術をシステム化し、道路工事現場における車両誘導の自動化を図るロボットとして開発された。
「model-S」に搭載されたカメラ・レーダにて、付近の交通状況を検知し、「工事帯から車両が通過したか」「工事帯両端の渋滞が長くないか」「車両が接近していないか」「付近の信号変化サイクルはどうなっているか」といった判断を踏まえ、LEDに表示する「すすめ/止まれ」を切り替える。
また、カメラ画像により、工事帯へ侵入する車両を検知し、「すすめ/止まれ」を判断するため、工事帯に接する枝道・駐車場からの進入車両にも対応することができる。
「すすめ/止まれ」を切り替えるサイクルは、付近に信号が設置されている場合は、信号のサイクルを優先。一方で、信号が無い場合は、工事帯両端の渋滞状況を踏まえ、渋滞が最小となるよう、交通量の多い車線に「すすめ」時間が多く配分される仕様だ。
基本的には、「model-S」が自動で判断を行うが、異例事態が発生した際は、ロボットの監視を行っている誘導員が手動で「すすめ/止まれ」を切り替える。
なお、2023年2月28日~3月3日に開催される「SECURITY SHOW 2023」にて、「model-S」本体センサ部を展示し、現場での利用について説明がなされる。
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