KEENON Robotics株式会社(以下、KEENON)は、東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルのシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに、ホテル用配送ロボット「BUTLERBOT W3」を導入したことを発表した。
「BUTLERBOT W3」は、自社開発のSLAM(自己位置推定と環境地図作成の同時実行)技術による自律走行をはじめ、エンコーダやIMU、LiDAR、画像モジュールなどのマルチセンサ等により、自律走行が可能な配送ロボットだ。
機体には、11.6インチのHDタッチパネルが搭載されており、ビデオや写真の再生も可能だ。
また、度広角立体視覚センサによる広範囲の障害物検出IoT機能により、不規則な間取りへの適応やカーブの多い通路での障害物の回避に加え、複数のロボット間での共同稼動や、エレベータへの自律乗車も行うことができる。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルは、ホテル需要が回復しつつある中、ホスピタリティを維持しながらゲストの様々なニーズに対応できるよう、ホテル用配送ロボット「BUTLERBOT W3」を導入した。
特に、エレベータやレストランの場所等について、ゲストからの問い合わせが以前から多かったことから、こうした問い合わせへの案内をロボットが対応することで、スタッフが他業務に集中することができる環境を整えた。
なお、今回シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに導入された「BUTLERBOT W3」には、ユニフォームのデザインが施されている。
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル マネージャーKim, Dong Woon氏は、「BUTLERBOT W3の活用により、ロビーにいらっしゃるゲストにきめ細かい案内サービスができ、スタッフの負担を軽減しつつ、ホスピタリティが向上したと実感しています。
また、ロビーのピーク時間に合わせてBUTLERBOT W3の動作時間を設定できるため、効率よく稼働させることが可能です。」と述べている。
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