ロボットビジネスを専門に行うロボットスタート株式会社が国内コミュニケーションロボット業界を俯瞰する業界マップ(カオスマップ)の最新版を作成し、公開した。
今回の変更点について
・分類を26分類から32分類へと増やし、前回以上に項目の追加・細分化を行った。
・2016年4月に公開した「国内コミュニケーションロボット業界マップ-2016Q2-」では、37種だったロボットを61種類まで増やし、その他アプリデベロッパー会社や各種サービスなどを50以上追加。
・ロボットの分類を機能別に細分化し、特に数が多いコミュニケーションロボット分野は、デスクトップ型・車輪型・二足歩行型の3タイプに分類。
調査所感
・海外のクラウドファンディング経由でロボットがさらに販売されるようになり、また国内外問わず、大手メーカーからもロボットが新たに発表されるなど、以前にも増して業界の盛り上がりを感じるという。
・ロボット用のユニフォームや、ロボットが働くレストラン、ロボットを活用した教育など、ロボットだけでない周辺サービスへの広がりを感じたという。
業界マップについて
分類について
今回新たに追加された分類は以下6分類。
Costume(衣装)、Education(教育)、Manufacturing(製造)、Fund(ファンド)、Projector(プロジェクター)、Servomotor(サーボモーター)
以下はこれまでと同じ26分類。
Design(デザイン)、Voice Recognition(音声認識)、Voice Synthesis(音声合成)、Facial Recognition(顔認識)、Microphone(マイク)、Machine Learning(機械学習)、Cloud Service(クラウドサービス)、Conversation Engine(対話エンジン)、Transration Engine(翻訳エンジン)、OS/Middleware(OS/ミドルウェア)、SDK(SDK)、Robot Hardware(ロボット)、Application Developer(アプリ開発者)、CMS(CMS)、Application Market(アプリマーケット)、Service(サービス)、Consulting(コンサルティング)、Distributer(販売代理店)、Group(グループ)、LAB(研究所)Shop(ショップ)、Rental(レンタル)、Research(調査)、Event(イベント)、Media(メディア)、Space(スペース)
計32分類。
国内の会社・サービスがメインの対象となりますが、ハードウェアなど一部海外の会社も国内での利用見込みが大きいものについては対象。また、コミュニケーション機能を持ちながらも、一般消費者向けに製造されていないロボットについては、今回は対象外。
対象としたコミュニケーションロボットの定義
産業用ロボット以外のサービスロボットの中から、会話や触れ合いによって人とコミュニケーションを取ることができるロボットをコミュニケーションロボットと定義し調査を行った。
今後の予定
今後3ヶ月を目安に定期的に見直し、追加・修正を行い公開していく予定。
マップのダウンロード
フルサイズのPDFファイルがこちらのロボットライブラリから無料でダウンロード可能。(ダウンロードにはロボットライブラリのアカウントが必要。アカウントの登録は無料。)
【関連リンク】
・ロボットスタート(robot start)
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