ugo株式会社、株式会社日立プラントサービス、株式会社日立システムズの3社は、業務DXロボットを用いた工場点検作業の自動化サービスの開発を開始した。
このサービスでは、業務DXロボットが工場内を巡回し設備を点検し、収集したデータの分析を通じて設備運用の効率化を目指す。
具体的には、 AIとカメラを搭載した「ugo」が、あらかじめ設定した巡回ルートを自律走行し、工場内の設備を点検する。メータの数値やランプの点灯などに異常を検知した際は自動で通知し、作業員による巡回点検の作業負担を軽減する。
「ugo」の不具合発生時には、日立システムズが持つ全国約300拠点にいる保守員がサポートする。
また、「ugo」が工場内を巡回した上で、「ugo」に搭載された各種センサと日立システムズのCYDEENメータ自動読み取りサービスにより、工場内の温度・湿度などの環境データや計器メータの値を自動で取得する。
「ugo」に搭載されているCYDEENメータ自動読み取りサービスは、デジタル・アナログを問わず、メータ数値を読み取ることができる。
さらに、「ugo」本体に環境センサを搭載することで、温度、湿度、気圧といった環境情報を収集することも可能だ。集積されたデータはグラフ化される。
そして、取得したデータに、日立プラントサービスの保守ノウハウを融合させるというものだ。
将来的には、収集したデータで熟練保守員の持つノウハウをAIで再現することで、保守計画の立案をはじめとする設備運用のさらなる効率化へ向けサービスを拡充する計画だ。
なおこのサービスは、2024年秋より半導体工場での実運用を開始し、2024年度中のサービスリリースを予定している。
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