株式会社山善のトータル・ファクトリー・ソリューション支社(以下、TFS支社)は、協働ロボットトライアル施設「協働ロボットテストラボ」を、2024年8月22日に開設すると発表した。
ここでは、企業が協働ロボットの導入を検討する際に必要なデモンストレーションや試運転が可能だ。協働ロボットトライアル施設はこれまで本社ビル内にあったが、施設の面積を約3倍に拡張し、他府県からもアクセスのしやすい新大阪駅エリアに開所した。
施設内には、協働ロボットメーカのテックマンロボット、ファナック、ABBといった3社7台の最新協働ロボットを常設する。
また、個室型のワークテストルームやトレーニングルームを新設し、ロボットメーカ、システムインテグレータ(SIer)、ものづくり企業などの企業が活用できる共創の場を提供する。
ワークテストルームでは、テックマンロボットの動作速度やロボットアームが持ち上げられる可搬重量などを実機でテストできる。
また、3Dプリンタを常設し、実際の作業に近い状態でテストが可能なほか、AI機能が搭載されたテックマンロボットを用いた良・不良品の識別検査のテストも可能だ。
ルーム内には、複数台のカメラを設置しているため、来場が困難な企業でもリモートでワークテストの様子を確認できる。
トレーニングルームでは、テックマンロボット導入時の操作トレーニングを実施する。また、産業用ロボット・協働ロボットを工場の生産現場等へ導入する際に受講が義務づけられている「産業用ロボット安全特別教育」を導入企業向けに実施する。
さらに「協働ロボットテストラボ」には、協働ロボットの操作体験やTFS支社の自動化に関する取り組みを紹介するコミュニティスペースも設けられている。(トップ画)
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