株式会社U-NEXT HOLDINGSのグループ会社である株式会社USEN-ALMEXと株式会社スーパーホテルは、USEN-ALMEXがスーパーホテルの協力を得て開発したホテルフロントサービスロボット「ClerkBot(開発コードネーム)」(以下、ClerkBot)の導入に向けた実証実験を実施すると発表した。
「ClerkBot」は、全長1,200mm、重さ60kgで、10.25インチのタッチパネルとQRリーダ、サーマルプリンタなどチェックインに必要なデバイスを装備したサービスロボットだ。
前方の角度可変カメラと後方3Dカメラでゲストの動きを認識し、館内を移動しながら映像・音声・字幕表示によって4カ国語に対応した多言語による案内が可能だ。
また、「ClerkBot」はチェックインモードと案内モードを搭載しており、タイムスケジュールや画面操作、カウンターからのリモート操作に従ってモードを切り替えらることができる。
加えて、行動範囲を予め指定し、自律的に充電ステーションとタイムスケジュールされた待機場所を行き来しての動作が可能だ。
さらに、今回の実証実験に際し、USEN-ALMEXのR&D本部とスーパーホテルIT・AI戦略室が共同で開発した新システム「モバイルチェックインシステム」によるマルチQRコードリーダーを搭載。「ClerkBot」のモニタ画面や「モバイルチェックインシステム専用機」から、スーパーホテル公式アプリをはじめ、さまざまな宿泊予約サイトからの予約完了後に発行するQRコードを読み取ることができる。
今回の実証実験では、「湯元『花乃井』スーパーホテル大阪天然温泉」のフロントで、「ClerkBot」が実際にゲストの対応を行うことで、ロボットの有効性やフロント業務効率化の貢献度などを計測する。
今後は、実証実験結果をもとに、第2フェーズとして本格導入を見据えた機能追加や地域・ホテル特性を考慮した上で、全店に導入できるような汎用性の高いロボットを構築していく予定だ。
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