Pudu Robotics(以下、PUDU)は、二足歩行型ヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表した。
「PUDU D9」は、同社が2024年9月に発表したセミヒューマノイドロボット「PUDU D7」と、同年10月に発表した5本指搭載ロボットハンド「PUDU DH11」に続き、PUDUの研究開発部門であるPudu X-Labによって開発されたヒト型ロボットだ。
「PUDU D9」は、超軽量歩行を実現するアルゴリズムを搭載しており、騒音を立てることなく、大人と同等の速度2m/秒で二足歩行する。これにより、階段、坂道、足元の悪い道など、様々な地形に対応することが可能だ。
![PUDU、深層強化学習アルゴリズムなどを搭載したヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表](https://iotnews.jp/wp-content/uploads/f1573f09f0713dd0cb05882aec3911a8.jpg)
さらに、視覚的ナビゲーションを採用しており、センサを通じて周囲の地形や知覚情報を取得し、リアルタイムで3Dマップを構築する。これにより、環境を理解して正確に位置を特定しなが、自身の体勢を把握し、タスクに基づいてルートを計画することで、障害物を回避する。
本体は、身長170cm、体重65kgで、全身の関節は42自由度だ。また、20kg以上の荷重に対応する7自由度のロボットアームを2本と、11自由度の5本指を搭載している。
![PUDU、深層強化学習アルゴリズムなどを搭載したヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表](https://iotnews.jp/wp-content/uploads/88a63de7c2a68dc7bc6b0fa84c76fcf7.jpg)
「PUDU D9」がこなすタスクについては、自社開発の深層強化学習アルゴリズムに基づき、データを学習することで、様々なタスクを計画・実行するという。最新のデモ動画では、PUDUの清掃ロボット「PUDU SH1」を活用し、床清掃のタスクを完了させている。
![PUDU、深層強化学習アルゴリズムなどを搭載したヒューマノイドロボット「PUDU D9」を発表](https://iotnews.jp/wp-content/uploads/46ef1a89cafcf759767aa870835063cb.jpg)
インタラクションにおいては、視覚、触覚、力覚、聴覚センサー搭載されており、周辺環境のマルチモーダル情報を取得し、大規模言語モデルに接続することでフィードバックを行う。
なお、「PUDU D9」は、商業化可能なロボットを目指し、近日中に予約販売を開始するとのことだ。
[「PUDU D9」の紹介動画]無料メルマガ会員に登録しませんか?
![IoTNEWS](https://iotnews.jp/wp-content/uploads/2020/02/logo_square_512.png)
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。