パナソニック コネクト株式会社は、「ロボット現場導入サービス」の提供を、2025年6月30日より順次開始すると発表した。
このサービスでは、二つのサービスが提供される。
一つ目は、2025年10月より順次機能提供を開始する「ロボット制御プラットフォーム」だ。現場作業者やロボットSIerが、必要な作業を自身で設定可能なユーザインターフェースを提供する。
これにより、物流・製造現場へのロボット導入、運用開始後のロボットSIerやシステム開発者の負担を削減する。
また、現場導入をサポートする様々なツールやビジュアルプログラミングといった導入サポート機能により、ロボットSIerだけではなく、エンドユーザのロボット導入のハードルも下げることが期待されている。
さらに、複数メーカを跨いだ設定・制御・運用が一元的にできることで、急なロボット・ハードウェア変更や現場オペレーション変化に対応する。

ロボット導入後には、Blue YonderのAI・MLを活用した倉庫最適化ソリューション「Cognitive Solutions for Execution: Warehouse」と同サービスを組み合わせることで、様々な自動化機器を連携させ、統合的に制御することが可能だ。
これにより、例えば物流倉庫の複数工程を同期させることで、出荷作業等の効率化を実現することができる。
二つ目が、2025年6月30日より順次機能提供を開始する「システム連携サービス」だ。
「システム連携サービス」は、Blue Yonderなどが提供する上位システムと、「ロボット制御プラットフォーム」や様々なロボットベンダーとの間を連携させるものだ。

具体的には、ラピュタロボティクスが提供する「自在型自動倉庫 ラピュタASRS」と「ロボット制御プラットフォーム」を連携させた共同開発ソリューションを、2025年10月に提供開始予定だ。

なお、この2つのサービスは、Blue Yonderソリューションと組み合わせて利用するだけでなく、それぞれのサービスを単独でも利用することができるとのことだ。
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