ロボットスタート株式会社は、小型で手軽に携帯できるモバイル型ロボット電話「ロボホン(RoBoHoN)」の製造・販売を行うシャープ株式会社と共に、ロボホンのアプリデベロッパーに向けた様々な取り組みを開始した。
ロボホンには、ロボホンの専用アプリケーションを開発できる環境(SDK:Software Development Kit)が用意されており、SDKをアプリデベロッパーが活用することで、ロボホンに搭載されるアプリケーションが更に充実していくことが期待されている。
ロボットスタートは創業以来、ロボットアプリ開発、ロボットメーカー向けのコンサルティング等を行っており、コミュニケーションロボットに関する様々なノウハウを蓄積してきた。今後、両社の知見を合わせて、ロボホンのアプリデベロッパーに向けた取り組みを強化していくという。
シャープは、ロボホンの法人向けアプリデベロッパーに向けて「認定開発パートナー制度」を開始した。同制度の企画、設計、ドキュメント作成、試験作成、認定試験実施などをシャープと共同してロボットスタートが担当している。同制度を皮切りに、今後さらにアプリデベロッパー向けの各種施策を進めていくことで、ロボホンアプリの大幅な充実を図り、様々なニーズに合わせたロボホンの活用シーンを一層広げていくという。個人向けのロボホンアプリ開発の促進はもちろんのこと、今回の制度により法人向けソリューションとなるロボホンアプリの拡大も進めていくという。
「認定開発パートナー制度」は、法人向けアプリケーションの販売ができ、開発委託・テクニカルサポート・端末レンタルなどを受ける事ができる「認定開発パートナー」を認定する制度。ロボホン認定開発パートナーには、認定ロゴ・証書・専用ロボホンウェア(耳)などが付与される。詳しくはこちらを参照。
「ロボホン」は、シャープがロボットクリエイター高橋智隆氏と共同で開発した「モバイル型ロボット電話」。二足歩行が可能なヒューマノイドロボットとしては極めて小型のサイズ(身長約19.5cm)を実現し、外出先にも持ち運んで使用できる。
モバイル通信(LTE/3G)に対応し、電話やメール、カメラなど携帯電話の基本機能や専用アプリケーションで提供される各種サービスを、『ロボホン』と対話しながら使用できる。新開発のフォーカスフリー小型レーザープロジェクターを搭載し、写真や動画、地図などを投影できるほか、専用アプリケーションをダウンロードすることで、利用できる機能やサービスを追加することができる。また、ユーザーの利用状況やプロフィールなどを『ロボホン』が学習・成長し、より自然なコミュニケーションが可能となる。
【関連リンク】
・ロボットスタート(robot start)
・シャープ(SHARP)
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