i-PRO(アイプロ)株式会社は、セキュリティカメラのリモート活用を実現する「i-PRO Remo.」を、6月1日より日本国内向けに開始することを発表した。
「i-PRO Remo.」は、クラウドカメラサービスとレコーダー機能付きゲートウェイ(以下、エッジストレージ)による「i-PRO Remo. サービス」と、リモート用途に適した小型ネットワークカメラ群の「i-PRO Remo.カメラ」により構成される。
撮影された映像は、エッジストレージやカメラ内部に装着したSDカードに、フルHDの高解像度で記録される。
映像をクラウド側ではなくエッジ側で録画する方式により、映像の通信量を抑えた運用が可能で、カメラの映像を拠点内で保管することができる。
このほか、クラウドカメラサービスを通じて複数の拠点に設置されたエッジストレージやネットワークカメラを統合して、拠点間をまたいだ管理も可能だ。
また、映像セキュリティシステムを販売する企業にとって、「i-PRO Remo.」は、リモートシステムの構築と保守が簡略化できるメリットがある。
「i-PRO Remo.」のリモート設定は、ネットワーク機器やモバイル端末の設定入力が不要で、サービスにログインすることで完了し、稼働開始後に何らかの障害が発生した場合でも、リモートアクセスツールによって解決を支援する。
さらに、i-PROが提供する様々なAIネットワークカメラとの連携をすることが可能。例えば、AIアプリケーションによる解析結果をスマートフォンに通知する機能によって、事象の発生を利用者に通知し、リモートから現場の映像を確認できるようになる。
なお、AIネットワークカメラで動作するAIアプリケーションは、i-PROおよびパートナー企業によって、様々な用途へ展開をしているのだという。
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