株式会社マクニカは、Vectra AI, Inc.のAIを活用して、既知の脆弱性を悪用する攻撃を発見する「Vectra Match(ベクトラマッチ)」を、日本国内で2023年6月29日より販売開始する。
「Vectra Match」は、独自のセキュリティ特化型AIを活用したシグネチャ検知(脅威の特徴やパターンを基にした検知)によって、エクスプロイトと呼ばれる既知の脆弱性を悪用する攻撃を発見する。
既知の脆弱性を狙って外部から企業ネットワークの境界突破を試みる攻撃と、ネットワーク内で横展開を試みる攻撃双方を自動検知する。
また、今回販売を開始する「Vectra Match」と、マクニカにて取り扱っている、企業ネットワークの驚異検知と可視化を行う「Vectra NDR」を組み合わせることで、「ネットワーク全体の既知・未知の脅威への対応と調査の強化」と「ソリューション統合による管理・運用コストの削減」といった価値を提供する。
具体的には、シグネチャ検知を回避するような未知の攻撃への対応も可能となり、より強固なネットワークセキュリティを構築することができる。
また、シグネチャと振る舞いの両面から、攻撃に対する豊富な情報を得ることで、優先して対処すべきアラートを絞り込むことができ、インシデント発生時の調査やレスポンスの質の向上が可能だ。

さらに「Vectra Match」は、「Vectra NDR」と同一のアプライアンスで機能提供が可能。
そのため、従来のIDS(Intrusion Detection System)とNDRの個別管理・運用と比較して、複数アプライアンス管理による保守コスト や、製品トレーニング、運用ドキュメント整備などの教育コスト 、アラート運用やサポート問い合わせ対応などの運用コストを削減することができる。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。