株式会社日立ソリューションズは、「データバックアップソリューション」のラインアップを拡充し、データの統合的なバックアップや、ランサムウェア攻撃によるバックアップデータの改ざんを防止する。
拡充されたラインアップは、Commvault System, Inc.が提供する、オンプレミスやMicrosoft 365などのSaaSや、クラウド上のデータをバックアップする「Metallic」と、Rubrik, Inc.が提供する、ランサムウェア攻撃によるバックアップデータの改ざんを防ぐ「Rubrik」だ。両社と販売代理店契約を締結し、2023年7月18日より提供を開始する。

「Metallic」は、バックアップ機能とストレージエリアを提供するSaaSだ。
管理者は、ブラウザ上の画面から導入、管理運用することができ、あらゆる場所にあるデータの一元管理が可能となる。
幅広い環境のバックアップが可能で、Microsoft Azureとの連携により、データ量増加による自動スケールアウトにも対応する。
利用者データの保護が利用企業側に求められるSaaS(Microsoft 365、Microsoft Dynamics 365、Salesforce)のバックアップに優れており、オンプレミスとクラウドを統合したバックアップも可能だ。
「Rubrik」は、認証されたAPI経由でのみバックアップデータの書き込みを許可し、上書きができないアーキテクチャの採用により、バックアップデータの不正な書き換えを防ぐことができるバックアップ製品だ。
イミュータブル(変更不可)ファイルシステムにバックアップを取得することで、ランサムウェアによるデータ破壊からバックアップデータを守る。
バックアップデータからランサムウェアの感染状況や、機密データがどの対象に存在するかを可視化することが可能だ。
また、バックアップの頻度と保持期間を設定することで、運用を自動化でき、万が一攻撃された場合でも、被害範囲の特定とクリーンなバックアップデータによる復旧までを支援する。
データ量の増加にはスケールアウトで対応。また、データ保護ポリシーを作成すれば、バックアップの運用・管理を自動化できる。
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