キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、同社が提供するITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティサービスとして、ID管理、シングルサインオン、アクセス制御などの一元管理を目的としたIDaaS「ID Entrance(アイディ エントランス)」を、2023年12月21日より提供を開始する。
「ID Entrance」は、各種クラウドサービスへのログインに使用しているIDやパスワードなどの情報を統合管理し、シングルサインオン機能(以下、SSO機能)により、複数のアプリケーションやサービスを、1つのID・パスワードで利用できるサービスだ。
また、多要素認証や認証ポリシー機能も備えた認証・認可機能をクラウド上で提供する。

具体的には、ユーザアカウントの改廃作業や他のクラウドサービスとの連携設定を支援し、IdP(Identity Provider)の設定代行を行うサポートセンターサービスを標準付帯する。
サービスを稼働させているインフラ設備は、ロケーションの離れた複数のデータセンタで分散構成されている。また、国内の大規模災害発生時に海外へ環境を移して稼働を継続するDR(ディザスターリカバリー)を標準付帯している。
さらに、クライアント証明書発行オプションを備えており、MACアドレスなどの端末固有情報に紐付けて発行可能なため、管理者が許可した端末だけに証明書の導入が可能だ。
その他にも、シンプルなユーザーインターフェイスとヘルプ機能を搭載するほか、キヤノンMJグループが開発しているデジタルドキュメントサービス「DigitalWork Accelerator(デジタルワークアクセラレータ)」と、SSO機能により連携することが可能だ。
今後は、「ID Entrance」に連携可能なクラウドサービスを継続的に拡大していく予定だ。加えて、多要素認証に生体認証を加えることで、セキュリティのさらなる強化を図るとしている。
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