キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、同社のITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして、Cato Networksの、拠点間通信やVPNなどのネットワークとセキュリティ機能をクラウド上で一元的に提供する「Cato SASEクラウド」を、2023年12月26日より提供を開始する。
「Cato SASEクラウド」は、ネットワーク接続・保護・管理を提供する統合プラットフォームだ。これまで、個々の製品やサービスで提供されてきた、拠点間やクラウドとの通信を制御するSD-WANと、FWaaS・ZTNA・CASB・SWGなどのネットワークセキュリティを一元的に提供する。
クライアントを専用のアプリケーションまたは専用機器で接続点(以下、PoP)と接続することで、ネットワークセキュリティ機能を統合することができる。
これにより、オンプレミスのUTMやファイアウォール機器、およびセキュリティシステムを削減でき、システムの維持や運用負荷を軽減する。
管理画面では、利用中のネットワークおよびセキュリティ対策を管理でき、各機器やシステムを個別に設定する必要がなくなる。
また、モバイルデバイスからのインターネットアクセスは、回線負荷状況に応じて最適なPoPに自動的に接続する。すべての通信は、監視・保護されるため、シャドーITなどのセキュリティの抜け道となる問題を解決する。
さらに、全世界85都市以上に配備されたPoPを、インターネット上のすべての経路情報を持つTier-1通信プロバイダを経由して接続された高速回線で利用することが可能だ。

今回、キヤノンITSが「SOLTAGE」のラインナップに「Cato SASEクラウド」を追加することで、データセンタと回線をワンストップで提供する。
キヤノンITSでは、自社データセンタおよび法人向け光アクセス回線を提供しており、「Cato SASEクラウド」でセキュリティを確保し、オンプレミスで残さなくてはならないシステムはデータセンタで運用しながら、AWSやAzureといったクラウドサービスとのセキュアな接続も可能だ。
また、「Cato SASEクラウド」へのラストワンマイルを担う最適な回線サービスもワンストップで提供する。
加えて、「Cato SASEクラウド」の設計・構築ノウハウを持つキヤノンITSの技術者が、SASEへの移行を支援する。
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