現在も全世界において新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、依然として収束の目途がたっておらず、経済活動への影響が深刻な状況となっている。日本国内においては、政府による緊急事態宣言が解除され、徐々に経済活動が再開されつつあるが、緊急事態宣言が解除された後も「withコロナ」や「afterコロナ」と呼ばれるニューノーマル時代に備えた変化が社会全体に起ころうとしている。
AI・IoT・ビッグデータプラットフォーム事業の株式会社オプティムは、 カメラに繋いですぐに使用できる300種類のAI画像解析サービス「OPTiM AI Camera」のソリューション「withコロナソリューション」を販売開始した。
同ソリューションは、OPTiM AI CameraのAI画像解析技術を用いて飲食店、小売店、ビルなどの施設で行う新型コロナウイルス感染拡大防止をサポートすることを目的としたソリューションである。すでに設置している防犯カメラにて撮影された映像をAIで解析することで、密集・密接の発生や、衛生管理状況を判定する。解析された結果を店舗や施設の利用者が確認することで、より安全に施設を利用することができる。同ソリューションの主な機能は以下の通り。
- 消毒・手洗いエリア立ち寄りチェック
- 手洗い時間判定
- 混雑状況匿名化表示
- エリア別混雑状況表示
- 密集アラート/密接アラート
- エリア別人数把握
施設内に立ち入った人数、消毒・手洗いエリアに立ち寄った人をAIがカウントすることで、消毒や手洗いをしていない人数を把握する。また、新たに手指衛生を実施する場所を増やす、POPを活用するなど、利用者への消毒・手洗いの衛生状態を促す施策をした場所の利用者数を数えることで、その場所が設置ポイントとして効果的かどうかを判断することができる。
手洗い前の人物の滞在時間から手洗いが想定時間以上されているかを把握する。
施設内のカメラに映った人物を匿名化(シルエット化)して表示することで、個人情報に配慮した形で利用者に施設内状況を伝えることができる。また、施設の利用前に、利用者のスマートフォンまたは施設前設置のディスプレイで予め施設内状況を確認し、混雑を回避することができる。
施設内のカメラに映っている人数に応じて混雑状況を三段階で表示する。これにより、利用者は施設の利用前にスマートフォンまたは施設前設置のディスプレイで予め混雑度合いを確認し、混雑を回避することができる。
エリア内で人が密集・密接していることを検出した際にAIがリアルタイムでアラートする。アラートはメールで従業員に送信するほか、アラート機器と連携することで現場で音声アラートを行うことができる。これにより、利用者に注意を促し、従業員の声掛けを必要とせずに密集を解決する。
施設内の人が混雑しやすいエリアの人数を分析して可視化し、密集・密接を避ける入場制限数の決定や売り場の配置換え、導線変更を最適化することができる。
同ソリューションを活用することで、密集・密接状態となっている利用者への従業員の声掛けなどの新型コロナウイルス感染拡大対策活動を人が行う必要がなくなるため、不要なトラブルを招くこと無く低コストで感染拡大対策を取ることができる。
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