急速に進展する少子高齢化や労働人口の減少を背景に、業務の効率化・省力化が求められている。
パナソニック株式会社は、業務用空調機器を遠隔管理・集中コントロールできるクラウドサービス「AC Smart Cloud」を、12月1日から提供開始する。
AC Smart Cloudは、クラウド・アプリケーションでサービスを提供するため、任意のパソコンやスマートフォン、タブレット端末による操作が可能で、誰でも、どこからでも、容易に、多拠点で稼働する空調機器の一括管理を実現する。個別にアクセス権限を付与できるため、利用者の制限も可能だ。
また、基本機能として、接続システム運転管理、エネルギーの見える化、メンテナンス時期通知、警報発生状況通知、イベント制御、e-CUT制御(※)などが利用できる。
さらに、特別なソフトウェアやプラットフォームを必要としないため、パソコンでトラブルが発生した際の事業継続対策としても有効だ。万一、空調機器に異常が発生した際には任意のアドレスにお知らせメールを発信し、管理者の不安を解消する。
今後、クラウドサーバに蓄積する業務用空調機器の運用データ分析を通じて、省エネ機能やメンテナンス効率化など、設備管理者の作業軽減や運用負担を軽減するサービスを拡充する予定としている。
なお、AC Smart Cloudの価格は500,000円(税別)である。
※ e-CUT制御:設定温度自動リターンモード、消し忘れ防止モード、設定温度範囲制限モード、運転自動停止機能などを備えたパナソニック製の空調省エネ制御機能。
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