株式会社トライアルカンパニー(以下、トライアル)は、トライアルsmart成田店(千葉県成田市)をスマートストアとして改装オープンした。
同店では、自社開発の「スマートショッピングカート」を約80台を導入し、デジタルサイネージ約25台を運用開始するほか、同月23日には「リテールAIカメラ」約40台も導入を予定している。
スマートショッピングカートは、専用のプリペイドカードをカートに登録の上、付属するスキャナーで利用客自らが商品バーコードを読み取ることで通常のレジでの商品登録や会計の手順を省き、専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計を済ますことができる。レジ待ちの時間を短縮すると共に、店舗オペレーションの省力化を実現する。
また、売場でスキャンした商品に応じたレコメンドをカート付属のタブレット画面に表示したりその場で使えるクーポンを配信したりするといった機能も搭載している。
リテールAIカメラは、小売店での使用に特化したAIエンジン搭載カメラである。商品棚の監視や利用客の店内での動線分析をおこなうことで、発注や補充オペレーションの最適化を図り、利用客が欲しいものを欲しい時に購入できる、快適な売り場づくりに寄与する。
また、デジタルサイネージを活用し、店舗全体もしくは売場単位で、全ての機体が同一の音声付き動画・静止画を表示する「フィーバータイム」や、惣菜売場で作りたて・揚げたて商品の品出しを知らせる「出来たて動画」などのサービスも提供している。
これら機器の活用により「レジ待ち無し」「お客様と商品のマッチング」「欠品が起こりにくく、品揃えやレイアウトが最適化された売場」など、リアル店舗の機能拡張や価値増大を図る。
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