株式会社ACCESSと、株式会社ソニー・ミュージックコミュニケーションズは、加速度センサー付きキーホルダー型Beacon(ビーコン)を活用した、店舗向けの新しい商品マーケティングツールとして、SMCのクラウド型サイネージ「POPshare(R)(ポップシェア)」の新機能「テニトル」を共同で開発した。
両社は、「POPshare」をACCESSの位置連動型コンテンツ配信プラットフォーム「ACCESS(TM) Beacon Framework(ABF)」に対応させ、ACCESSの「加速度センサー付きキーホルダー型Beacon」と組み合わせることで、店舗マーケティングの見える化を促進していく。
「テニトル」は、店舗の商品サンプルに「ABF」対応Beaconの新製品「加速度センサー付きキーホルダー型Beacon」を取り付け、商品に興味を持った来店客がサンプルを手にとる行為によりBeaconの加速度センサーが個別ID信号を発信し、「POPshare」のサイネージ動画が商品の訴求動画に切り替わりアピールする画期的な仕組みの新マーケティングツールだ。
また、本機能により、来店者が商品を手に取った時間帯、秒数などの興味の指標となるデータがクラウド側に蓄積され店舗マーケティングのデータとして活用できるようになる。
本システムは「POPshare」のAndroidクライアント端末と「ABF」の加速度センサー付きBeacon端末のみを利用したシンプルな仕組みとなり、大型什器などを必要とせずに手軽に導入できることが特徴。
「テニトル」の開発に際して、ACCESSは、映画館、コーヒーマシンなどで国内初となる商用実績を有する「ABF」のノウハウをSMCへ提供し、SMCのクラウド型サイネージ「POPshare」の「テニトル」新機能の実現を支援した。
併せて、SMCのサイネージにおけるノウハウを反映し、新たに「ABF」対応の加速度センサー付きキーホルダー型Beaconを開発し、提供した。
今後、ACCESSは、本Beaconを、「ABF」のBeaconラインナップの一つとして提供することにより、O2Oをはじめ、幅広い分野におけるBeaconを活用した画期的な新サービスの創出を支援していく。
なお、SMCでは「テニトル」機能に対応した「POPshare」を「先端コンテンツ技術展」(日時:2015年7月1日~3日、於:東京ビッグサイト)での参考出展を皮切りに、2015年8月より順次市場への投入を予定している。
【POPshare概要】
2014年よりSMCが提供するクラウド型配信サイネージ。動作センサー付きキーホルダ型ビーコンやNFCを利用した「テニトル」マーケティング機能を搭載し、既設のモニターなどを利用することで手軽に運用できることが特徴。
【「ABF」および加速度センサー付きキーホルダー型Beacon概要】
「ABF」(iOS/Android)は、Beacon端末、スマートフォン向けアプリケーションのSDK(開発キット)、クラウド管理サービスをワンストップで提供することにより、事業者のO2Oサービス等の開発を大幅に迅速化し、運用を効率化する位置連動型コンテンツ配信サービスプラットフォーム。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供している。
累計搭載実績10億台を超えるモバイルソフトウェアおよび250社以上の通信機器メーカへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力している。
アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進している。
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