ugo株式会社の警備DXロボット「ugo TSシリーズ」と、三菱電機株式会社の提供するスマートシティ・ビルIoTプラットフォーム「Ville-feuille」が連携し、アーバンネット名古屋ネクスタビルへ導入した。
ugoは、遠隔操作とAI⾃動モードのハイブリッド制御を採⽤したアバターロボットである。今回導入したugoは、株式会社NTTドコモの5G通信を利用しており、Ville-feuilleが提供する「ロボット移動支援サービス」との連携により、エレベーター乗車やセキュリティーエリアを跨いだ移動が可能となり、ビル管理業務の省人・省力化に貢献する。
ロボット移動支援サービスは、ロボットからのリクエストに応じてエレベーターの呼び出しや行先階登録を行い、ロボットに対しては、配車号機や戸開閉情報の通知、エレベーターの乗降タイミング等を指示することで、ロボットのエレベーターを利用した上下移動を実現する。
加えて、ロボットがセキュリティーゲートや自動ドアを通過する際に、入退室管理システムにロボットのIDを渡して通行権限を認証させ、ゲートの開放や扉の解錠、ロボットへの通行タイミングなどの指示を行うことで、ロボットのセキュリティーエリアを跨いだ自律移動が可能となる。
また、ugoでは従来よりアームを用いてエレベーターを物理的に操作しフロア移動する体系的な仕組み「UEOSU」を提供しているが、今回のVille-feuilleに対応することによって、Ville-feuilleが導入されているビルであれば、エレベーターの呼び出しから乗降車まで一貫してビル設備とシステム連携し、ロボットのフロア移動をスムーズに自動化できる。
さらに、ugoにビルトインされているAIコマンドセット「AI Toolbox」を活用し、ロボットがエレベーターを乗降車する際に、乗降車場所に人や物がないかどうか安全確認を行うことで、ロボットの安全なフロア移動を支援する。
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