近年、ワークプレイスの分散化など、働き方が多様化する中、個々が働きやすい環境整備が求められている。
また、最近のオフィス改装では、従来の一拠点・固定席型から、働く場所や環境を選択できるABW(Activity Based Working)型を指向するケースが増えており、組織の状況に合わせたレイアウトや快適な空間づくりが重要となっている。
そうした中、パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、株式会社ELEMENTSの子会社 株式会社MYCITYとともに、共同出資会社「X PLACE(クロスプレイス)株式会社」を2022年12月1日に設立することを発表した。
今回設立される新会社「X PLACE」は、これまでMYCITYが独自に進めてきたオフィスワーカーの状態可視化と、パナソニックの空間制御技術を融合させることで、ワーカーや管理者によるスマートフォンでの個別空間機器操作を可能する。(23年度中に提供予定)
また、位置情報分析や各機器の利用状況をデータ化し、独自のアルゴリズムによる照明や空調などの自動制御も行う。(トップ画参照)
さらに、ワークプレイス内の座席や会議室の混雑状況、空間環境情報(温度・湿度・CO2濃度など)をリアルタイムで可視化することによる、レイアウト改善やオフィス面積最適化を組織状況に合わせて支援。勤務状況や働いている場所を一元可視化し、組織メンバー間での情報共有化サポートを行う。
今後は、無駄な電力消費を抑えた人起点のエネルギーマネジメント事業を23年度中に実証し、24年度中の提供を予定しているという。
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