ソフトバンク株式会社と株式会社竹中工務店は、ソフトバンクが提供する、オフィス内スペースの、企業間シェアリングやビル設備をスマホ連携するソリューション「WorkOffice+(ワークオフィスプラス)」と、竹中工務店が提供する、ビルの設備監視データやIoTセンサーなどから収集したデータを蓄積するクラウド型の建物OS「ビルコミ」を基盤にした、スマートビルソリューションパッケージ「ビルコミプラス」が連携したことを発表した。
また、2023年3月に、竹中工務店と同社のグループ会社である株式会社アサヒファシリティズは、共同で所有する「竹中セントラルビル サウス」(トップ画)に、「ビルコミプラス」を導入した。
「ビルコミプラス」は、「ビルコミ」を基盤に、ビルの各種IoTセンサや設備、ユーザ向けのアプリなどが連携したスマートビルソリューションパッケージだ。

今回、「WorkOffice+」と「ビルコミプラス」が連携することで、入居者は、「WorkOffice+」の環境可視化機能を使って、オフィス空間の温湿度や混雑度、ビル内のトイレの満空情報などを、「WorkOffice+」のスマホアプリなどで確認できる。

また、入居者は環境可視化機能のオプション「リクエスト機能」を使って、暑い・寒いなどの体感を「ビルコミ」を経由してビル管理者に通知し、ビル管理者はその情報を参考に空調を調整することが可能だ。

なお、「WorkOffice+」の環境可視化機能におけるリクエスト機能の通知先は、各種ビル管理システムの他、ビル管理者や入居企業の管理者などを任意で設定することができる。
入居者は、事前にオフィス空間の環境を確認してから働く場所を選択したり、出社時間を調整して混雑を回避したりすることが可能になる。
将来的には、リクエスト機能を通して得た情報を基に空調などを自動で制御したり、「WorkOffice+」で予約された会議開始時刻の前に自動で空調を入れたりするなど、「WorkOffice+」と設備の自動連携も視野に入れているという。
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