日本オーチス・エレベータ株式会社は、IoTベースのリモートメンテナンス・ソリューション「Otis ONEサービス」を発売した。
「Otis ONEサービス」は、エレベータのスマートセンサからデータを収集して監視と分析を行い、パフォーマンスやトラブルの予知予防に関する情報を提供する。
これにより、保守を担当するサービスエンジニアは、エレベータ故障を遠隔で調査・操作することができる。
また、遠隔の点検は、利用頻度が少ない休日や深夜などに実施できるため、エレベータの稼働時間を伸ばすことが可能だ。
現場に行く必要がある場合においても、オーチスのサービスエンジニアは、モバイルアプリを使ってエレベータの健全性をリアルタイムでチェックし、故障データや修理に必要な部品を事前に確認できる。
さらに、「Otis ONEサービス」を備えたエレベータは、動画、ニュース、天気、建物やエレベーターの運行に関するお知らせなどを表示するeViewエレベータ映像表示システムを、かご内に搭載可能だ。
緊急時には、かご内のディスプレイから双方向ビデオ通話でカスタマーサービスOTISLINEに接続することもできる。
日本オーチスの代表取締役社長ティボー・ルフェビュール氏は、「Otis ONEサービスは、IoTを活用したリアルタイム監視とデータ分析を用いた予知予防によって、運行停止や緊急事態を事前に防ぐことを目指しています。エレベーターの信頼性、安全性、運行効率を高め、新次元の顧客体験を提供します」と述べている。
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