日本オーチス・エレベータ株式会社(以下、日本オーチス)は、デジタル接続機能を内蔵したGen3エレベーターの日本における発売を発表した。
Gen3エレベーターには、IoTベースのリモートメンテナンス・ソリューション「Otis ONEサービス」が搭載されている。
これにより、IoTを用いてエレベーターの健全性や性能をリアルタイムで監視し、クラウド上で情報の収集と分析を行う。
ユーザとオーチスのサービスエンジニアは、ポータルWebページやアプリを通じ、必要に応じて得た情報にアクセスできる。
さらに、「Otis ONEサービス」による遠隔点検・管理機能を通じて、訪問点検や故障修理時により、保守サービスを提供することができる。
オーチスのサービスエンジニアが現場に駆けつける必要がある場合も、モバイルアプリでエレベーターの健全性をリアルタイムにチェックすることが可能で、故障データや修理に必要な部品を事前に確認可能なため、故障原因を特定したうえで修理することが可能だ。
また、「地震時自動診断・復旧システム」を採用。震度4以上の地震が発生すると、自動診断運転が行われる。
その結果、異常がなければサービスエンジニアによる点検や復旧作業を待たずに仮復旧運転が可能となる。
加えて、ビルの管理者はPCやタブレットからエレベーターの復旧状況などをリアルタイムに確認することができる。
他にも、Gen3エレベーターを導入するユーザは「eCall Plusアプリ」をはじめ、非接触式のボタンや操作盤、抗菌仕様の照明・手すり、空気清浄装置などの様々なオプションを利用することが可能。「eCall Plusアプリ」は、スマートフォンで先にエレベーターを呼び出すことができる。
さらに、クラウド型APIを通じて、エレベーターを自走ロボットと連携させることも可能だ。
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