LIXILは、2022年3月に、独自開発のAIがトイレの利用状況をモニタリングし、施設特性を踏まえた清掃業務プロセスをリアルタイムで設計、指示するIoTサービス「LIXIL Toilet Cloud」を開発している。
そして本日、株式会社LIXILは、「LIXIL Toilet Cloud」の対応機種に、IoT対応の大便器・小便器・洗面カウンターを新たにラインアップし、2023年8月1日より展開を開始する。
新たに対応する機種は、昨年より展開している大便器ブースの利用状況を確認できる「ドアセンサー・鍵センサー・人感センサー」に加え、「IoT衛生器具(大便器・小便器・洗面カウンター)」だ。

衛生器具がクラウドにつながることで、トイレ空間の状態をAIがモニタリングし、詰まり・あふれ被害を未然に防ぐ機能などを提供する。
トイレの詰まりを検知する機能では、便器内の水位の異常を検知し、給水を停止するとともに、清掃員にアプリで通知する。
これにより、清掃員はすぐに対処ができるとともに、トイレが利用できない時間を削減することができる。
また、機器の一括管理機能では、従来は季節が変わるごとに、施設清掃業者が1台1台手作業で変更していた温水温度・便座温度などの機器設定を、アプリを使って一括操作することが可能だ。
さらに、大便器だけではなく、小便器・洗面にもIoTを搭載することで、AIによる清掃指示をより効率化できるほか、水石けんの残量を通知し、現場で1台ずつ残量チェックをするといった不要な確認作業を削減することができる。
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